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最終更新:2006年02月19日

薄汚れたSL

何の変哲もないただの日記です。

さざんかに雪の積もる寒い日、先生はポケットに1000万円を入れて輸入車ショーを見に行った。ところが、世界的に高名な人物が1000万円を持ってまさにすぐに買うような顔で車を見ているというのに、先生に寄ってくるディーラーの人は皆無だった。先生が世を忍ぶ仮の姿だったからだろうか。いいや、そんなことも見抜けないディーラーからなんて買う気はしない。先生は手ぶらで会場を後にした。
会場のあった公園内を歩いていると、蒸気機関車が目に入った。「D51 522」。先生は鉄道のことはよく分からないので、これがどのくらい貴重なものなのか分からないが、少なくとも蒸気機関車であるのだから、我々共有の大切なコレクションであることは間違いない。それにしては、鳥のフンだらけだし、サビだらけ。保存状況が良くないことはしろうとの先生にも一目瞭然だった。
この車輪につながっている棒のことを何と呼ぶのだろう。それはともかく、ゴミの詰まったプラスティック袋、誰も片付ける人がいないのだろうか。お前が片付けろと言われそうだが、残念ながら周囲にはロープが張ってあって立入り禁止になっているのだ。
そしてペットボトルも散乱している。
ゴミだけではない。ネコの棲家になっているのだ。お前は厄介者なのだろうか。それともこのSLの守り神なのだろうか。
レールの上で休んでいたネコ。屋根さえつければいいってもんじゃない。展示するなら管理してくれよ。ただ錆付いていく姿を見せられても何にもならないもの。當瀬先生も悲しんでおられるに違いない。(参考サイト:石川県内静態保存蒸気機関車一覧 & 金沢駅の蒸気機関車
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