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最終更新:2004年10月10日

「だいだい」さん

「だいだい」さん:症例問題

去年までと同様に一グループにつき三、四十人集められ、全員そろうと試験につ いての説明が始まった。今回は、知識だけでなく、服装や態度、指導者としての コミニュケーションの能力等も見ることを強調していた(どうも去年の受験生の 中に、とんでもないことをやらかした人がいたらしい・・・・?)。

口頭試問及び実技試験は八階の客室で行われた。九人ずつのグル−プに分けら れ、左の列のグループから順に、三十分ずつ時間をずらして試験が行われる。業 務用エレベーターで八階まで連れて行かれ、一名ずつ部屋の前に案内される。1 名につき一人ずつアルバイトの女性と思われる女の子が部屋の前に座っていて、 はじめに部屋の前で2症例が書かれた紙を渡され、五分間読むように言われる。 その後、前の受験生が出てくると中に案内され、一部屋目では、二人の先生か ら、症例に関する口頭試問を受けることになる(一症例十五分、二症例で三十 分)。一部屋目が終わると、先ほどの女性に案内され、隣の部屋で実技試験を受 けることとなる(こちらも三十分)。終わると女の子に『お疲れ様でした』と言 われながら、通常のエレベーターで降りることとなる。

IHDの大腿骨骨折の緊急手術

症例1

82歳 女性 145cm 42kg
大腿骨転子部骨折 観整固予定
HT 五年前〜前胸部違和感
CTR52% 心電図左軸変位
Hb:9.1 plt:15万

SSSのラパコレ

症例2

72歳 男性 160cm 72kg
ラパコレ予定
SSSでDDDペースメーカー
BP140/80 HR70

入室前から、二題とも心臓関係(虚血性心疾患、ペースメーカー)と、苦手な範 囲、いやだなーと思いつつ待っているが、前の人が出てこない。厳しい部屋なの かなあ?と不安になっているとやっと前の人が出てきた(ちなみに、隣に座って いた女の子は、お腹がすいていたらしく、お腹がグーグーいってた)。入室した 瞬間、がっかりしてしまった。座っていた先生は、心臓麻酔で誰でも知ってるぐ らい有名な先生だったから。俺の浅い知識でこの先生たち相手に何語ればいい の?ってかんじでした。

実際の口頭試問の中身は、恥ずかしくてかけませんが、(ホントに出来なかっ た)きっちり十五分ずつ、一題ごとにどちらか一方の先生が質問していく形式で した。

この部屋は、予想どおり厳しい部屋でした。ほとんど誘導はなく、何を答えてい いのか戸惑う場面ばかりでした。 質問の流れとしては、

  1. 症例のリスクをあげる
  2. 術前にやっておきたい検査、聞 きたいこと、やっておくこと
  3. 麻酔方法(具体的な薬や量なども)
  4. 術中発生す る可能性のある合併症、対応、治療
  5. 術後の管理、鎮痛
 といった感じで進みま す。

決してこの部屋の先生方は、いじわるではなかったとおもいます。ネチネチいじ めるようなことはなく、聞くべきことを淡々と聞いている感じでした。もう少し 誘導してもらえるとよかったなあ・・・

「だいだい」さん:実技試験

この部屋で、ボロボロになり、次の部屋に行って救われました。さっきとは打っ て変わってフレンドリーなムード!上着を脱ぐようにいわれ、椅子に上着をかけ ると試験開始です。

はじめは、挿管人形に挿管でした。 40歳女性、155cm、50kg乳癌の オペで、全身麻酔の導入をしてみてといわれる。 器具の準備、確認が終わったら、口で薬剤量と順番を言いながら導入、挿管し、 聴診し確認するまでをやりました。

次は、160cm 55kgぐらいの男性で、上腕のできものを取るんだけど、 ブロックじゃいやだという患者さんに一時間ぐらいの全身麻酔をかけるとして挿 管する?ときかれ、ラリンジアルマスクでも可能だと思いますと、答えた。そこ でこの人に適切なサイズを聞かれた後、LMの準備をし、さっきの挿管人形に挿入 した。この際、研修医に説明するように話しながら入れるようにいわれた。

次は、カプノメーターで、紙に正常波形と喘息患者の波形を描かされました。 (数字と単位も!)

その後は、心肺蘇生『院内で、お宅の教授が倒れてるのを発見した設定で』 いわゆるガイドライン2000の内容 気道確保、マウストゥマウス、心臓マッサージ、呼吸循環の確認方法、モニター 心電図の電極貼付、波形解析(僕はVFだった)、除細動

最後は、五歳の子の眼科の麻酔で急に除脈になったら、何を考える?対処法は? (モニター波形を見ながら)

で、一応終わりましたが、時間が十分以上余っていたため、おまけの問題といわ れモニター心電図でST上昇等の波形を見て、診断、治療などを答えたらプラス点 をくれました。

この部屋の先生は、世間話も交えながら、絶対落とさないよという雰囲気にあふ れた方々でした。

結果、私は何とか合格しました。

私以外のうちの病院から受けた先生たちの症例問題は、肝硬変の肝切除、TURP、 悪性高熱、肺癌のオペが出たそうです。実技の方は、挿管と、心肺蘇生は、共通 で(細かい設定は違ったようだが)、その後の心電図解析問題は人によって不整 脈の種類が違ったみたいです(Aftachy、RonTの多源性期外収縮など)。器具 は、肺動脈カテーテル、ダブルルーメンチューブの手技だったそうです。

来年以降の皆さんの合格を祈っています。

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