スミルノフ教授公式ウェッブサイト> 実況!麻酔専門医試験口頭試問>「さすらいの料理人」さん
最終更新:2004年9月12日
ノジギクで待たされること1時間。ようやく試験会場の階にエレベータ(従業員用)で上がる。さて、まずは症例問題だ。ドアをノックし、部屋へ入る。試験管は2人だったと思います。
症例1
75歳男性 170cm 80kg 高血圧、不整脈、狭心症の既往あり。3週間前に胸痛発作あり。本日昼食後腹部痛を認め来院。腎動脈下での腹部大動脈瘤破裂の診断で緊急手術となった。血圧80/65 心拍数101/min 心電図上明らかなST低下を認める。
というのが問題。質問は大きく
4の導入に使う薬について事細かく聞かれました。僕は術後ICUに行くことを考慮して、fentanyl1-2Aとプロポフォール、3倍量ベクロニウムでくりこいどプレッシャー掛けながら、クラッシュインダクションと答えました。「フェンタ多くない?」とか、「3倍量ベクロニウム投与後どのくらいしたら挿管が可能か?」などから始まり1はすんなり、2は心機能評価や凝固能、5はクランプでの血行動態に付いて聞かれました。クランプについては、後負荷の上昇に伴い、血圧の上昇、心筋虚血のリスクがあり、それに対してはミリスロールなどのdilatorや、カルシウム拮抗薬を投与すると答えました。「その他に使う薬?ない?」と聞かれ….どうやらヘパリンについて聞かれたようです。ヘパリンの量や、その効果をどうやって評価するか(ACTなど)を問われました。デクランプでの血行動態の変化に関しては、デクランプまでにCVPの値を指標にしながらvolume負荷、嫌気性虚血物質による血管拡張に伴う血圧低下に注意すると答えました。硬膜外については急患であること、術中ヘパリンを投与するのでしないと答えました。
症例2
年齢70歳 156cm 56kg RAにてプレドニン10mg/day 投与中。転落で頚部亜脱臼しておりハローベスト装着中!DMがあるものの経口血糖後下薬でHbA1C=6.5?(あやふやです)程度。
1. 導入について: ドロペリドールとフェンタニルでsedated awake 。ここでもドロ1-2cc,フェンタニルを1-2Aと答えたが、「量が多くないか?」とつっこまれた。「普段このくらいでやってます!」と答えて、「じゃあ挿管方法は」→「経口ファイバー!」念のため「トラキライト、ファストラック、ラリマ、と気管切開セットの準備をします」と答える。気切について少々つっこみがあった。「やったこと有るの?」とか「何処を目安に穿刺するとか?」です。あまり余計な事は答えない方がいいかもしれません。当然抜管についても聞かれました。僕はラリマに入れ替えてから抜管という答え方をしました。メリットとしてbuckingしにくいことを挙げました。抜管の基準も問われました。「筋弛緩が切れていることをどうやって確認する?」→「TOF、DBSはどちらが効果判定しやすいか?リバースはするのかしないのか?」と怒濤の質問責めに合いました。他には「抜管で他に気を付けることない?」とあいまいな質問されました。結局答えれなかったのですが「頸部の腫張がくることが有るので、よく創部を観察するよーに」と…。
2. DMのコントロールについて: DMにかんするトリオパチーについての質問。術中の輸液とインスリンを投与する目安について。整形外科の研修医から電話があり、「術後血糖が300mg/dlです、どうしたらいいですか?」と電話が有りました。先生ならどう指示しますか?という質問。
私:「インスリンを 2u静注し持続で2u/hour流します、糖は 5g/hourになるように…」
試験官:「他に気を付けることはないですか?」
私:「そーですね、この程度のDMでは無いと思うのですが、ストレスや手術を契機にdiabetic comaになる可能性もあるかもしれません。」
試験官:「他に無いですか…。インスリンを使うときに注意することあるでしょ!」
ときかれるものの、何を聞いているのかよくわからず
私:「(えーインスリンで注意することかよ?なんんだろ) 最近1cc 40U→100Uになったので投与量を間違えないようにとかですか?……」
しばらくして
私:「低カリウム血症ですか?」
試験官:「はいそうです」
3. Steroidカバーについて: 具体的な薬剤の種類(僕はソル・メドロール125mgと答えました)当日の朝はどうするか?(僕は朝は定期の経口薬を内服指示と答えました)術後いつまでカバーするのか?(経口摂食が始まるまで朝夕ソルメドを投与するとこたえましたが よかったのでしょうか?)。
まず、上衣を脱いで下さいと言われた。
1.始業点検: 笑気遮断の安全機構について問われました。「時間ないから、ハイ次!」みたいな感じでどんどん先に進みました。
2.経鼻挿管:試験管に「この模型は、歯が折れやすいから注意してね」と言われました。カフは試験監督が入れてくれる。「固定は何センチ?」とか…きかれました。
3. 硬膜外チュービング:子宮単摘を予定している40才女性。硬膜外はどこから入れますか?この靱帯(黄色靱帯を指して)何ですか?「@@靱帯?ですか?」試験監督「うん? ほらこの色」「あっ、黄色靱帯です」と終止和やかな雰囲気で…。
4.心肺蘇生 心臓マッサージや、ボスミンの投与方法(生食でフラッシュするとか…)心電図の電極をつけれるかどうか…。
その他はダブルルーメンチューブの挿入の仕方や、OLVの確認方法について問われた人も居たようです。
さて、あふたー試験ですが、近くにタントタントという、イタメシ屋があります、ランチもリイズナブルです。スパークリングワインとワイン1本ずつ頼んでたらふく食って1人5000円ぐらいでした。お薦めです。予約しておいた方が良いでしょう!焼き肉屋も三宮に美味しいところが有ったのですが、当日電話するも既に予約で一杯でした。空いているところに入ったのですが、味はいまいち….慶洲(博多の焼き肉やです)の方がうまかったです。