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レッドツェッペリンのコピーとカヴァー

じゃあ、久しぶりに音楽話でも。じゃあって、別に「じゃあ」に意味はないんです。もう一月以上も前に、おれカネ先生が「Zepをうかつにコピーすると悲惨になる」というお話をされていて、これにはぜひとも反応させていただきたいと先生は思っていたのですが、思っているだけで一ヶ月以上経ってしまったというだけの話です。

おれカネ先生曰く、

YouTubeでLed Zeppelinを探しては見まくり、改めてこのバンドの音楽の作られ方がほかのバンドとあまりに異質であることを痛感。当人たちすら当時と同じことが二度とできなかったということからわかるように、音楽の組み立てがはらはらするほど危うく、再現性が異常に悪いがために、うかつにコピーすると悲惨なことになってしまう。

先生は、ZEPの4人はビートルズの4人でさえ及ばない奇跡的な4人なのだと思います。絶対にあの4人でなければ、ZEPの音楽は成り立ちませんでした。ですから、先生もZepに対する思いとしては、おれカネ先生に全く同感なんですが、ここでは、おれカネ先生が「うかつにコピーした悲惨な例」としてあげられている以下の演奏を、先生は少し擁護してみようと思います。

■YouTube - Led Zeppelin "BLACK DOG" ULTIMATE LIVE PERFORMANCE

deodato2.jpg

あ、これってデオダードのバンドじゃないですか。たしかにBLACK DOGはZEP本人たちのでさえその完璧な再現を見たことがありません。うかつに手を出してはいけない難曲です。しかし、この演奏に関しては、コピーというよりカヴァー、いや、カヴァーどころか、BLACK DOGのサビメロをテーマとしてただ拝借しただけのインプロに過ぎないんじゃないでしょうか。たしかにZEPファンが聞けば非常に滑稽に聞こえましょう。しかし、彼らにとって、おそらくZEPであることに大きな意味はないでしょう。別にBLACK DOGじゃなくても、Weather ReportのBirdlandのサビでも同じことです。

なかなか楽しいじゃありませんか。特にこの、以前うちにいたヤナシン、といっても知りませんよね、そうだなあ、この内山に似たギタリスト(Gerardo Velez)、なかなか頑張っていますよ。

deodato3.jpg

ところで、どうしてこのように、先生はZEPファンでありながら、この演奏を許してしまうのか、それはまあ、デオダードは昔からこんな風に有名曲を拝借して料理する人だって知っているからなんですね。そもそもデオダードは、あのクラシックの名曲、R.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」をジャズ風にアレンジしたことで有名になった人なんです。

■YouTube - Eumir Deodato e Orquestra - Also Sprach Zarathustra

deodato1.jpg

どうですか、これ。これって当時も今もなぜか巷の評価は高いんですが、クラシック・ファンでもあった先生は、かえってこっちの方こそ許せませんよ。もしも「2001年宇宙の旅」の音楽がこんなんだったら怒るでしょ。デオダードはプロデューサーとしても有名ですが、先生は彼のプロデュースした80年代のポップスアルバムの方がよっぽど好きでしたね。

つーことで、結局デオダードの擁護でもなんでもなくなってしまいましたが、話をZEPに戻しましょう。先生が今までYouTubeとかで見た中で圧倒的にいいなと思った演奏は、この69年のデンマークでのライブ映像です。


Online Videos by Veoh.com

もっと長く見たい、ペイジのヴァイオリン奏法まで見たいという人はYouTubeでどうぞ。いつ消えるか知りませんが。

■YouTube - Led Zeppelin - Dazed and cofused

ledzep.jpg

ZEPのコピーバンドといえば、先生が真っ先に思い浮かべるのはシナモンです。いや、はてなとは関係ありませんよ。日本が世界に誇る究極のレッドツェッペリンコピーバンドなんです。

■究極のレッドツェッペリン完全コピーバンド

ZEPといえばドラマーのボンゾが死んだあと、後釜を入れずにバンドを解散してしまったことからも分かるように、ボンゾの音の再現というのは極めて困難なんですね。ところがこのシナモンのドラマーは、まるでボンゾが生きているかのようだと、海外の評論家たちがびっくり驚いたんですよ(だったと思いますよ、確か)。あと、ZEPのライブは二度と同じ演奏はないと言われているんですが、シナモンのギターの人は、何年何月のどこどこで演奏したバージョンとかを完璧に弾き分けるというとんでもない人なのです(だったと思いますよ、確か)。

さ、そんな究極のコピーバンド、シナモンの演奏をどうぞ!っといきたいところですが、残念ながら先生の記憶の中にしかありません。探せませんでした。つーか、ないよ、きっと。

そこで、先日、山ちゃんが紹介していた、女子だけのレッドツェッペリンコピーバンド、その名も「レズ・ツェッペリン」を聞いてみましょう。

■YouTube - Lez Zeppelin - Dazed and Confused

lezzep.jpg

こ、これはヴァイオリン奏法!まさに女ジミー・ペイジ!まあ本物の最高の演奏を見たあとでは少々物足りないのは無理もないですが、かなりいい線いってるんじゃないでしょうか。少なくとも当時のZEPの4人がやろうとしていたことをよく考えていると思います。

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