スミルノフ教授公式ウェッブサイト>教授日記ログ

スミルノフ教授の日記・過去ログ

2004/01/09 (金)

relax (Flash)

 ゆっくり休みてぇー。静かに自然と戯れてぇー。

術中高濃度酸素投与の是非

 全身麻酔中は30-50%程度の酸素投与が一般的だと思いますが、高名なSessler先生のチームは1999年に大腸切除術において術中の酸素濃度を80%で維持すると、術後の悪心嘔吐が減少すると報告して話題になりました(*1)。その後、他の手術ではあまり有効でないなど、反論する研究がいくつか発表されました。しかし、翌2000年、偉大なSessler先生は、貴様ら、るせー、いいか、高濃度酸素投与はなあ、術後の創感染も予防しちゃうんだぜー、と、天下のNew England Journal of Medicineに発表してしまいました(*2)。
 おそらく、高濃度酸素で創部の好中球機能が良くなるからであろうと考えられるようになり、術中高濃度酸素投与のルーチン化到来の可能性も示唆され始めました。
 ところが、Sessler先生の研究は、対象が大腸手術に限られ、術後も非常に良く管理されています。この結果をにわかに他の手術にも応用するのは時期尚早でした。
 以上が前置きで、ようやくここから本題ですが、JAMAの1月号に、やはりその効果を疑問視する論文が発表されました(*3)。コーネル大学のチームは、対象を大腸以外の一般的な開腹手術にまで広げたところ、創部感染は、むしろ高濃度酸素を投与した患者に多い、という結果になりました。

*1) Greif R et al: Supplemental oxygen reduces the incidence of postoperative nausea and vomiting. Anesthesiology 1999;91:1246-1252.
*2) Greif R et al: Supplemental perioperative oxygen to reduce the incidence of surgical-wound infection. New Eng J Med 2000;342:161-167.
*3) Pryor KO et al: Surgical site infection and the routine use of perioperative hyperoxia in a general surgical population. JAMA 2004;291:79-87.

ブログ依存度チェック

 ぬる風呂より。先ほど、先生のサイトの更新は、こんなに簡単に短時間でできるんだよ、ほらね、先生は更新ばっかりしているわけではけっしてないんだよ、と、S浦の見ている前で更新したのですが……。先生もそろそろ、更新よりもエントリー、引用してトラバっちゃったりしたくはなってきていますが、意外に人見知りなので。

医師が死の床のG・ハリソンにサイン強要

 先生なら、本当にポールってヤナ奴なんですか、とか、本当にクラプトンのことが好きなんですか、とか聞くぐらいはすると思います。suzuq.net経由。

JUGGLER (Game)

 ジャグラー。マウスを左右に動かすだけの手軽なお手玉ゲーム。

readme