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2003/03/18 (火)
「初めてなのでよろしくお願いします。」
「こちらのやり方に合わせますので教えて下さい」
「あのー、いつもはどうやって・・」
この国に連れてこられてからの先生は、知らない病院に派遣されるたびにこんな感じです。しかし、そこんとこよろしくって言っても、相手は先生が何を知らないか知らないから、今ひとつ歯車が合いません。
「先生、帰っていいですか?」
不思議な病院だ。手術室の看護師は、いちいち帰るのに麻酔科医の許可を得るのだろうか?しかも、相手はヘルプの見知らぬ麻酔科医なのに。
よく分からないまま、生半可な返事をして部屋を出ると、さっき先生が麻酔から醒ました患者さんがまだ居るではないか?何やってんの?
あっ!そうかっ!
帰っていいかというのは、この患者さんが病室に帰っていいかどうかということだったのだ!
でもなんで?さっき先生は帰していいって言ったでしょ!
祖国の皆さん、こっちの国では、まだ「回復室」という習慣が残っているんですね。先生は手術室で帰っていいよ宣言をした後、「回復室」でもまた帰っていいよ宣言しなければならなかったのです。
【回復室】ー麻酔から醒めた患者さんを病室に帰す前に少し観察する部屋のこと。しかし、昔と違って、麻酔薬の切れ味は圧倒的に良くなってますから、今ではあまり見かけません。っていうか、先生、話には聞いてましたが、こっちに来て初めて見ました。まあ、悪くないシステムなんですが・・ちょっとマターリですね。