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先週のアメリカ国歌を歌う男の子の動画を見て、その受け止め方が様々であることから、人が感動するというのはどういうことなのか、何が人を感動させるのかということを少し考えていました。

そんなところへ、誠にさえない携帯電話のセールスマンから一夜にして大スターになったポール・ポッツの歌声がラジオから流れてきて、日本でもついに彼のCDが発売されたことを知りました。

視聴は輸入盤の方でできるようです。

ご存じの方も多いと思いますが、彼を一躍有名にしたオーディション番組「Britain's Got Talent」での模様はYouTubeで世界中に知れ渡りました。

■ Paul sings Nessun Dorma high quality video/sound
Paul Potts'

今更ながらこれを再び鑑賞し、彼が歌いだしたとたんに会場の観客や辛辣なことで有名な審査員がすっかり魅了され、最後に大喝采を浴びるのは、何がそうさせているのだろうかと思います。もちろん純粋に彼の歌声が素晴らしいことは重要な要素ですが、Nessun Dormaが名曲であること、さえない服装のカッコ悪い男であるが故の意外性、彼が登場したときの馬鹿にしたような審査員の態度、上位階級である審査員を彼のような男が打ちのめす痛快感といったような、彼の歌声以外の要素が、人々のこの感動にどれだけ寄与しているのだろうか。誠に音楽による感動といいますか、もちろんそれが音楽によるものでなくとも、感動に理由を与えるという行為は常にその感動の後であるという宿命を背負っておりますから、言葉にしても結局虚しさを覚えるだけなのであります。

permalink | comments (2) | trackbacks (0) | 音楽 | by スミルノフ教授

Comments

Q | 2007/12/04 10:05
この動画はだいぶ前に見ていたのですが、先日レコード店で彼のポスターを見たら男前になっててびっくりしました。
歯並びを矯正してダイエットするとかなり二枚目になりそうな家事ではありましたが。
スミルノフ | 2007/12/04 10:28
Qさん、どうも。ポスターは見ていないのですが、レコードジャケットもだいぶ雰囲気がかっこ良くなっていますね。

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