キュリオの水槽は重さは約5キロ。高さ30センチ、縦・横約20センチ。予定販売価格は約7―8万円。えさは不要で、海水の入れ替えはおよそ1年に一度。家庭用電源で可動し、維持費の目安は月額約700円。
雅楽多blog:流氷の天使をご家庭で!で知った家庭用のクリオネ飼育セット。だいぶ前に紹介したやつ(スミルノフ教授公式ウェッブサイト | クリオネ飼育セット)は大型だし、かなり高価だったから、だんだんクリオネが庶民の手に近くなってきたということです。
ところで先生が気になったのは、「えさは不要」というところです。クリオネは一生えさを食べないのでしょうか。いいや、クリオネは学名リマキナ・リマキナ、和名ミジンウキマイマイという同じ仲間を恐ろしい形相で食べることは皆さんご存知ですよね。
クリオネの生体は学術的にも謎が多く、同社は、飼育工場などのデータを基に、寿命をおよそ3カ月から1年とみている。クリオネ単体での販売は行わないが、キュリオ購入者には海水入りの専用ペットボトルで販売する。また、飼育に関してのサポートを行う。
ということは、えさがなくてもだいたい3カ月から1年生きるとふんでいるんですね。クリオネがリマキナ・リマキナを食べるというのは、彼らの人生にとって必須のことではないんでしょうか。先生、よく分からなくなりました。
ところで、現在更新は停止していますが、この方はクリオネを3年飼育したという、個人ではおそらく国内最長記録の持ち主様です。えさにはブラインシュリンプなどを試み、どうやら食した形跡があるようですが、一般にはブラインシュリンプは食べないとされており、本当にクリオネの食生活は謎に包まれているなあと感じます。



Comments
普段はわりに近縁の種類をエサにしてるってことは・・もしかして共食いの可能性も?・・あわわ(怖)。
でも「エサ不要」なのを「飼う」って言っていいんでしょうかね。腑に落ちないっす☆
「バッカルコーン」って言うんですね。
ムダなカッコよさがたまりません。
僕もよくわからなくなりました
これって,アカヒレを密閉容器に入れて販売しているのと同じ発想なのでは?
繁殖させるつもりがなければ,短い寿命の間,捕食機会が0でもそれで良いという考え方かもしれません。「たかが小さな魚」「たかが小さな貝」なので,超残虐行為という印象を一般の人が受けにくいからかと思います。生け簀の魚なども,餌やりませんし。アカヒレの場合原価は10円もしませんが,このクリオネの場合,付加的な「装置」をつけて,高く売りつけられるだろうという臭いがぷんぷんします。
イキモノを動くインテリアやオブジェと見立てて,商品として仕立てる商売の発想ならでは,死なない=飼育ということなのかな。まぁ,予算のない水族館でも,種によっては,飼育じゃなくて「緩やかに死んでいるだけ」というものもありますから,責められるものじゃないと,開き直れない分けでもないですけど。
近代生態学的には,1秒しか生きられなくても繁殖できれば,「生存価≒適応度」は0ではありません。逆に1年以上生きようとも繁殖できなければ,「生存価≒適応度」は0です。
>「エサ不要」なのを「飼う」って言っていいんでしょうかね
全く同感です。
>アヤゾウ
バッカルコーンって有名なんですね。恥ずかしながら知りませんでした。イヤーンバッカルコーン。教えてくれてありがとうございました。
>王子
>僕もよくわからなくなりました
人生はわかないことだらけですね。
>complex_cat
高尚にまとめていただいてありがとうございました。一生が1秒でも繁殖する、一生が長くても繁殖しない、一生とは何なのか、考えさせられてしまいました。人間に例えて考えないように自分を戒めたところです。
流石です。
舌足らず,失礼しました。