スミルノフ教授公式ブログ

はてなアソテナに追加⇒ append.gif Fastladderに追加⇒Subscribe with Fastladder livedoor Readerに追加⇒Subscribe with livedoor Reader http://prof.suemeweb.com/

counter
Smirnoff's Face
カテゴリ一覧
サイト内検索

サイト内(2004.1以降)検索 by sb

サイト内全体を検索 by Google

Syndicate
<< 腕の毛長さ自慢 | main | 笑顔に見えたり目玉親父に見えたり >>
● 世界的教授が研修医をリンチ-さよならサダ

前回(スミルノフ教授公式ウェッブサイト | 腕の毛長さ自慢)の続き。

「ぎゃははは、先生、あとで取るとき、きっと痛いわ。」

そう笑いながら、採血を終えた看護師は先生の腕にぐるりと紙テープを巻いた。あとで取るときに痛いのが予想できるのなら、こんな貼り方しなくてもいいんじゃないだろうか。我々、毛深人にとって、紙テープは最大の敵なんである。特に安そうな医療用紙テープは、肌よりもわざと毛にくっつくように作ってるんじゃないかと疑うほどなのだ。そろそろ3Mさんとかニチバンさんは、我々、毛深人の意見を取り入れて、肌への粘着性を強化し、それなのに毛にはあまりくっつかないという製品の開発に着手すべきだ。

sadanoke1.jpg

ほうら、言わんこっちゃない。痛いんだよ。

sadanoke2.jpg

痛い、痛い、痛いんだよ。はがすのに30分ぐらいかかっちゃったぜ。あの採血したおばちゃん、許せないぜ。許せない、許せない、許せない、ちくしょー。 先生はいつになく怒りが爆発してしまった。しかし、こんなことで採血室に飛び込んで的外れな文句を言うのは、世界的な教授にはとても許される行為ではないのである。

だが、この悶々とした怒りをどう晴らしてくれよう。世界的な教授といえど、先生だって人間なのだ。この怒りを何かにぶつけて解消したい。 そのとき、先生の頭の中に、ある一人の研修医の名前が浮かんだ。そう、サダである。サダといえば、

■スミルノフ教授公式ウェッブサイト | チオラミール(イノバン)

この回でそのアホさ加減をさらしたところ、予想を上回る批判が全国から集中してしまい、

■スミルノフ教授公式ウェッブサイト | 続・チオラミール(イノバン)―研修医は僕らの鏡

この回では何となくサダを擁護しなきゃならなくなったという、まあそのようなアホで手のかかる研修医である。であるから、先生が鬱憤を晴らすための相手としては大義名分が立つ都合のよい相手なのであり、しかも、

sadanoke3.jpg

サダの手は超毛深い! 先生のように繊細で長い毛なのではなくて、そりゃあもうまさに剛毛と呼ぶにふさわしい剛毛が、ところ狭しと生えている手なのである。これを利用しない手はない。

「あのー、サダ、ちょっとこっちに来なさい」

「な、なんですか急に」

「いいから、ちょっと話があるんで先生のそばに来なさい」

そしてサダが先生の近くに寄ってきたとき、先生は作戦を実行した。

sadanoke4.jpg

「あー、先生! 何んてことするんですか!」

先生は、後ろに隠し持っていた3Mのテープを、油断したサダの前腕にグルグル巻いたのだった。

「えーっとね、サダ、そういえば先生は、こないだのチオラミール(イノバン)という失態に対して、まだお仕置きをしていなかったね」

「ええ? そんな前のことで今頃……」

「いや、先生、本当は理由なんてどうでもいいんだけどね。ふっふっふ」

先生の冷酷で残虐な行動には、もはや歯止めがきかなかった。そうして先生は、ついにサダの腕に貼ったテープを思いっきり剥がし始めたのだった。

「ぎえぇぇぇー!」

sadanoke5.jpg

研修医室と名付けられたが実は麻酔科スタッフが食堂として使っているその狭い部屋に、サダの悲鳴が轟き渡った。

sadanoke6.jpg

「せ、先生、いくらネタに協力するとはいえ、本当に痛いんですけど。俺、涙出てきました」

サダの目には、本当に涙が浮かんでいた。

サダは麻酔科に6ヶ月もいてくれた奇特な研修医で、もうすっかり麻酔科スタッフのごとく溶け込んでいたが、そんなサダとも9月いっぱいでお別れということになってしまった。麻酔科のみんなもサダのことが大好きで、サダの最後の日には何か特別なことがしたいということになり、先生とローリーは、サダの全身の毛を剃ってそれをテーブルの上に置き、サダがどれだけの体毛を持っているのかを一目で明らかにするイベントをしたいと提案したのだが、残念ながらサダに断られてしまった。

ああ、寂しいよ、サダ。ウソだよ。小児外科医という、我々の天敵になるというサダ、どうせもうすぐしたら、「あ、麻酔科の先生、手術台もっと上げて」などと上から目線で俺たちをこき使うに違いないんだ、だから、もう君のことは一生思い出さないよ、さようなら、サダ。

comments (9) | trackbacks (0) | スミルノフ教授

Comments

サンディー | 2007/09/30 18:20
フサフサの腕に、湿った手のひらをくっつけてグリグリ~とするときっと立派なアリンコもできそうですね。
toorisugari | 2007/10/01 16:15
テープを、水、アルコール、クロロホルム、キシレンなどにつけて、粘着力を無くしてからはずせば痛くないのに、世界的教授も落ちたもんだ
スミルノフ | 2007/10/01 21:13
↑そんなことをしたらネタにならんだろうが。
Med_Law | 2007/10/02 16:25
私だったら、あらかじめアセトンで粘着力を取っておいて、あとはネタになるように演技で誤魔化しちゃうかも???
ちゅうすけ | 2007/10/02 21:28
男性の99.8%は女性のムダ毛が嫌い、と昔ティーン雑誌の腕・足脱毛広告のキャッチコピーを目にしました。真剣に結婚できないかも・・・と悩んだ乙女時代でしたが、なんとか「ハムスターみたいでかわいいでしょ?!」と強引に刷り込みつつ、幸せな家庭生活を営んでいます。毛ネタは本当に共感できます・・・
脳占い | 2007/10/05 00:35
教授の腕毛の長さと、サダ先生の腕毛の密度に2重の驚きです。

私の中で腕毛の概念ががらがらと音をたてて崩れ去りました。

この世の中には私の知らないことがまだまだたくさんあるのですね、教授。
かなこ | 2007/10/16 09:03
教授はご存知だと思いますが、サニーナをふりかけるとよいですよ。
対極板や心電図のシールで表皮剥離を起こす患者さんやイソジン焼けにも有効なようです。
手術部の看護師が詳しいと思うので優しげな人に聞いてみるのはいかがでしょうか。
お体を大事になさってください。
スミルノフ | 2007/10/16 12:52
いやーん、おしりにかけるものを腕にかけろっていうの?
naderdotcom | 2007/11/04 15:07
やっぱり麻酔科の先生に手術台の上げ下げをお願いするのはイケないことでしたか。すみませんでした。

Comment Form

Trackbacks

関連サイト
Recommended
パンダの飼い方
パンダの飼い方
PHP研究所
よーし、先生パンダ飼うぞ!
いちばんやさしい生理学の本
いちばんやさしい生理学の本
秀和システム
先生の先生が先生の知らないうちにまたまた本を出してましたよ。
よくわかる薬理学の基本としくみ (図解入門メディカルサイエンスシリーズ)
よくわかる薬理学の基本としくみ (図解入門メディカルサイエンスシリーズ)
秀和システム
先生の先生が先生の知らないうちにまた本を出してましたよ。今度は薬理学だそうです。
これならわかる要点生理学
これならわかる要点生理学
南山堂
先生の先生がまた新刊出しました。
うつ病の真実
うつ病の真実
日本評論社
うつ病啓蒙の先鋒である野村先生であったが、今度はやや立ち止まり、ホントはうつ病とは何なのか、うつ病が知れ渡ったのはいいけど何でもかんでもうつ病でいいのか、と現在の本音と疑問を吐露しまくる。
うつ病をなおす (講談社現代新書)
うつ病をなおす (講談社現代新書)
講談社
野村教授の文章は非常に分かりやすく上手だなあ。
精神科にできること―脳の医学、心の治療 (講談社現代新書)
精神科にできること―脳の医学、心の治療 (講談社現代新書)
講談社
野村教授が現在の精神医療の考え方や、その限界についても正直に語る。
よくわかる生理学の基本としくみ
よくわかる生理学の基本としくみ
秀和システム
この教授は「世界一受けたい授業」の講師にまでなった私の生理学の師匠です。一般向けの分かりやすい本を書いちゃいました。
Clinical生体機能学―生理学から症状がわかる
Clinical生体機能学―生理学から症状がわかる
南山堂
この教授はだから私の生理学の師匠なんですが、分かりやすい本を書きました。医学部低学年、パラメディ向け。
Powered by