これ、6月の中頃に画像だけアップして、すっかり書くの忘れてたネタです。つーか、先生は昨年度まで医療安全の仕事に関わっていて、一言持ってるつもりだったんですが、なんつーかちょっと疲れてしまって、わざと書くの忘れたみたいなところもあります。まあ、結局はいつものくだらないネタなんで、気軽に読んでください。
先生はこれまでにも、手術室の現場では注射器に薬剤名ラベルを貼ることで誤注入を防いでいることを何度も強調してきました。
乳児に麻酔薬を誤注射とか|スミルノフ教授公式ウェッブサイト(2004年1月10日)
この頃はまだマジメだったなあ。
スギュラ|スミルノフ教授公式ウェッブサイト(2004年5月12日)
先生はこいつのせいで不マジメ化したんだと思うな。
薬名ラベルアート|スミルノフ教授公式ウェッブサイト(2006年3月12日)
もう先生の周りには不マジメな奴ばっか。
で、今日先生が皆さんに言いたいことは、結構重要なことなんですが、薬剤名ラベルはただ貼ればいいってもんじゃなくて、その貼り方にちょっとしたコツが必要なんだってことです。

と、普通はこのように貼りたくなると思います。注射器の目盛が隠れないように、その反対側に貼ります。しかし、実はこれではせっかく貼った意味があんましないっていうことが近年明らかになりました。

実際に薬液を注入するときには、皆さんは注射器のどこを見ますか。やはりこのように目盛を見ながら注入しますよね。ところがこの貼り方では注入する瞬間に薬剤名ラベルが全く見えなくなるんです。したがって、誤注入の可能性が少なくなるとはまだまだ胸を張って言えないんですね。

そこで、これが正しい貼り方です。薬剤名ラベルは注射器の目盛側に貼るのが正解なんですね。「注入するときには目盛を見る」という習性を利用した貼り方です。実際、目盛なんて全部見えていなくても、一部が見えれば注入量は分かるんですね。薬剤名ラベルが目に入ることの方が重要なんです。
さて、先生、書き始めはなんかつまんないと思ってたんですが、書いているうちになんかすっごくいいこと書いているような気がしてきました。だって、このように人間の習性、人間の視線や死角を考えるってことは、いろんなことに応用が利くことではないでしょうか。
たとえば、先生はよくうちの連中に講習会とかの出欠を書くように命じ、その書類をテーブルの上に置いたり掲示板に貼ったりしてたんですが、締め切りを過ぎても絶対に書かない困ったちゃんが必ずいます。皆さんの職場でもそういうことはよくあるでしょう。皆さんならどうしますか。
先生はね、すごいアイデアを思いつきましたよ。さすが世界に通用する先生です。読者の皆さんには大サービスで、ここでその素晴らしいアイデアをこっそりお教えしましょう。
ズバリ、「職場の人間が毎日出入りするドアに貼っておく」です。

え? 何? 誰でも思いつくじゃねーかって? 馬鹿言っちゃいけませんよ。それはね、今先生に言われたからそう思うのであって、なかなか思いつくもんではないんですよ。ほら、コロンブスの卵ってやつですよ。
さあ、見ててごらんなさい。これで、いつも決まって最後まで記入しないうちのキダッチも、ハッと書類に目を奪われて、思わず記入してしまうはずだ。さあ、さっそくキダッチが来たぞ。見ろ、書類を見るんだ。そして早く記入しろ!

あ、なんかいやな予感。ひょっとしてキダッチはドアの取っ手しか見ていないんじゃないだろうか。

がーん。キダッチは書類には目もくれず、恐ろしいスピードでドアを開けて出て行ってしまった。恐るべし未記入王、キダッチ。残念ながら今回は先生の負けだ。覚えてろよ。
教訓:人間はドアを開けるとき取っ手に目を奪われる。











Comments
で、先生のようにラベルをしたら「目盛りが見えへんやんけー、ヴォケっ」と先輩に叱られちゃったことがあります。
なので、ラベルは12ccの下辺りにぐるりと腹巻を巻く要領で貼っております。
これでも「12ccまで(薬液を溶媒で)伸ばしたら見えへんやんけー、ヴォケっ」と言われましたが・・。