だめだ。前のエントリーは先生らしくないな。少しばかり雰囲気を取り戻そう。

ある薬局で見つけたキョーレオピン・コーナーだ。キョーレオピンについては以下を参照していただきたい。
■滋養強壮・虚弱体質に | キヨーレオピン ブランドサイト |
以前、外来でとある患者さんを診察しているとき、勤務先が湧永製薬だというところに目が留まった。先生はすかさずこう話しかけた。
「湧永製薬ですかー。キョーレオピン!」
「先生、よくご存知で」
一般小売向けの薬品を主に作っている会社にしてみれば、医師が自分の会社の製品を知っていたことに少々驚いたのだろう。
「だってねー、中学校の頃から飲み続けてるんだもん」
そう、実は先生は中学時代にどーにもならん虚弱体質に悩み、近所の薬局のジジイに相談した結果、これを飲み続けろ、継続こそ力なりと、キョーレオピンを勧められたのであった。それ以来、大学を卒業して晴れて医者となってからは、より協力なレオピンファイブに変更し、律儀に飲み続けていた。
レオピンとは話が少し離れるが、先生はどうもその患者さんの隆々たる肉体が気になっていた。
「あのー、何かスポーツやってらっしゃいますかね」
「ええ、まあ」
「ひょっとして、ハンドボールじゃないっすか?」
「どうして分かったんですか!」
患者さんは嬉しそうに反応した。湧永製薬のハンドボール部といえば、日本の第一人者といっても過言ではない。詳しいことはそれ以上聞かなかったが、ひょっとすると彼は全日本級の選手だったのかもしれない。
何が言いたいのかというと、先生はそれだけレオピンおよび湧永製薬と長い付き合いであり、愛着もあったということなのである。
ところが、先生は今はレオピンをのんでいない。キョーレオピンは、その基本成分は抽出したニンニクエキスを熟成させたものであり、それにビタミンなどが加えられている。ニンニクの臭いは抑えられているとはいうものの、真っ黒に近い液体の独特の臭いが、直接飲むことを拒ませる。だから、製品には空のカプセルが付属している。このカプセルにキョーレオピンを注入するのだ。このとき、まちがってレオピンをこぼして手につけたりすると大変である。一両日ぐらいは、レオピン臭い指先に悩まされることになるからである。だから、慎重に慎重に注入する。そしてカプセルを水で一気に喉の奥に流し込むのだ。やがてカプセルは胃の中で溶け、キョーレオピン自体が外に流れ出す。このとき、胃の方から独特の臭いを感じ、あ、カプセルが溶けたな、ということが分かる。ゲップをすればなおさらである。
レオピンファイブの方はさらに強力で、さらに濃厚になり粘度さえ増したと思える黒い液体には、牛黄や人参といった他の滋養強壮剤も混ぜられている。レオピンファイブの方が、当然胃内でカプセルが溶けたときの臭いは強烈で、また、当然ではあるが、オナラもウンコもレオピン臭くなる。
そうして、社会に出て数年後、先生は結婚をすることになるのですが、なんと、カミさんがこのレオピンの臭いを異様に嫌がったのです。飲んだ後は、「今レオピンのんだでしょ、臭い臭い臭い!」と騒ぎ、そして先生がウンコをした後のレオピン臭いトイレにはしばらく入れないという有様でした。
それが、先生がレオピンをやめた理由でした。
さて、件のレオピン・コーナーをもう一度見てみよう。

あの働き者のエビちゃんも疲れたときに飲んでいる!レオピン 試飲できますよ(ハートマーク) ためしに飲んでくまっし!
最後は金沢弁も飛び出す手作り感いっぱいの広告の下には、エビちゃんのインタビューか何かが載った雑誌の1ページが置かれ、飲んでいるサプリメントは?の項目に、小さくレオピンが写っており、これを蛍光ペンで思いっきり強調してあるのだ。別にエビちゃんが湧永製薬とタイアップしてるわけでも何でもないようです。
そしてその左隣には、福山雅治までもがいつも飲んでるってチラシが……。
皆さん、誤解のないようにいっておきますが、レオピンは確かに効きます。特にレオピンファイブは強烈です。長い間飲み続けた先生が言うんだから間違いありません。しかし、この美男美女のお二人、本当に飲んでいるのでしょうか。そして、家ではレオピン臭いオナラとかをぶちかましているのでしょうか。なんだか先生は幻滅です。


Comments
あ、飲尿療法が流行ったときも辛がってました。
名前にインパクトがあるので、前から興味はあるのですが、まだ試してはいません・・・。
今度飲んでみます。
前、へろへろになって薬局へ行き、◯ポD買おうとしたらこっちを勧められ、その場で服用。帰る道の途中で効果発現で驚いたものです。
・・・・再開しようかなぁ・・・
さすが教授。そして、さすが教授の世界的な奥様です。
あのシャープなカマキリをお好きなところといい、占いを予測するかのようなおかずといい、奥様には感服させられております。
いついつまでもお幸せにお暮らしくださいますように。