前回先生は小説がちょっと苦手って書きましたけど、本当に先生は昔からあまり本を完読したことがありません。ですから結果もご覧のとおり、文学では助教授止まりです。いや、実際に助教授止まりなんですけどね。
先生は若いときに、デカルトとか、加藤周一とか、そんな難しそうな本をよく買いました。でも全く理解できません。何書いてあるが全く分からないし、めちゃくちゃつまんないんですけど、でも、これは今読まなきゃならんのだ、その一念だけで読み進めたんですね。ほら、若いときって、なんかそういうパワーがあるじゃないですか。でも先生は根性がないので、結局読破することはありませんでしたけどね。
だけど先生は今や世界的な教授です。だから先日、中崎タツヤの「じみへん」の、「しぼり汁〈生〉非熱処理」、「たたき売り」、「中濃」という近年の難解な3部作を読破しました。じみへんは、初期の作品はたいへん面白くてスラスラ読めますが、いつだったかスランプに陥って、4ページに挑戦したり、四国八十八箇所巡りとかをし出した頃から面白くなく難解に
なって、最近の作品は読むのが非常に苦痛なんですよ。もう加藤周一なみの難解さなんです。でも先生はがんばって読破しましたよ。なんだか若いころを思い出しました。













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なんか偏りのある出題でしたね。