先生が書いたカーリングのエントリーがあちこちで取り上げられるとは予想だにしていませんでした。ムネカタさんのおかげです。ネットの有名人とタッグで応援しているような状況はとても楽しかったです。ちなみに先生は現在北海道を離れ、ニューヨークから故郷を恋しく思っていることは、皆さんご存知でしょう。
カナダ戦の前、1勝3敗のどん底状態のときに先生が書いたこのエントリーが始まりでした。実は先生はみんながこれほどまでに応援している、あるいは応援するとは思いもよりませんでした。先生は4年前の記憶が蘇りました。敦賀君がヒーロー扱いされる一方、ルックス先行の人気の割には不甲斐ない戦いが続き、試合中に吐いた弱音がマイクで拾われバッシング、先生は二の舞なんじゃないだろうかと心配したのです。だから先生は書きました。「先生は最後の最後まで応援しますよ(世間にバッシングされようとも)」。
ところが蓋を開ければどうでしょう。こんなに日本中でブームになるのなら、先生なんかの出る幕じゃなかった、本当に。さっそくいろんな人が彼女たちに寄ってきます。おかしいですね、みんなももっと見たいでしょ、その反面、露出が増えることを心配してる。でも結局、彼女たちはいろんなところに出ちゃうんでしょうね、カーリングの普及のためにという理由で。
■ Interview with Japan olympic team for curling(YouTube)
メダルを取れなかった選手たちの試合前のビッグマウスがよく批判されますが、では敗退にも関わらず大人気のカーリング女子チームは無口だったかというと、そうでもありません。予選を勝ち抜くと何度も言ってました。予選を勝ち抜くとベスト4ですから、メダル宣言しているようなものです。負けが込んでも、私たちにはもう後がない、あと全部勝つんだ、そのように言っていたと思います。ところが、先生はスイス戦前の小野寺さんの言葉にハッとしました。「胸を張って帰れるような終わりにしたい」、準決勝を諦めたような口ぶりです。でも当然ではないですか。優勝候補のスイスに勝ってしかもカナダが負けなきゃならんのです。冷静に考えれば無理な話です。
上のインタビューでは、格下に負けたことを責められると、格下に負けて追い込まれたからこそ強豪といい試合ができたと言っています。すなわち、自分たちの実力がどの辺なのか、客観的にはよく分かっているんですよね。弱いから格下に負けるんだし、いつも以上の力を出したから強豪と戦えたんですね。でも4年に1度のオリンピックです。出るとなれば、誰でも好成績を夢見るのは当然のことです。運良くその日自分以上の実力を出せたら、メダルに届くかもしれない。どなたもオリンピックに出るほどの選手なんですから、客観的に自分がどれだけのレベルの選手なのか、メダルを取れる確率はどれくらいなのか、そんなことは素人の私たちよりも本人が一番よく分かるはずなんですね。
1%でも可能性があれば、あなたは何て言います? メダル取ったる! やっぱりそう言いますよね。優秀なスポーツ選手には、自分に厳しい自分と、自分を冷静に見る自分がいるんだ。小野寺さんを見ていてそんなことを思いました。以上で、トリノのカーリングに関するエントリーの最後としたいと思います。皆さん、たくさんの共感をいただき、ありがとうございました。














Comments
感謝をこめてカーリングヘビメタのミュージックビデオを贈ります。
http://www.superzooi.com/main.html?action=fullnews&showcomments=1&id=15895
で、そもそも先生のカーリング話は、そのカーリングヘビメタから始まったんですが……
http://prof.suemeweb.com/log/eid586.html