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動物の本質は本能的に生きるという衝動である。 彼らには死という概念がない。 だから飽くなき執念で生き続けようとする。

ところが人間は自分がいつか死ぬということを知ってしまった。 生きるということは欲求を満たすということだ。 そして人間はさらなる要求や実現不可能な欲望を有してしまう。 すなわち人間にとって生きるということの本質は葛藤である。 人間にとって生とは苦痛を伴うものである。

ならばそれを知ったとき、人間が自ら死を選んだとしても何の不思議もない。 人間は死というものを知った日から、 それを意識するしないにかかわらず、 誰しも死にたいという願望と死への憧れを有しているに違いない。

人間の人間らしい生への願望は、 動物的な生への執着と死への憧れのはざまにあるのかもしれない。

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