すいませんが土をかけてくれませんか。
三日三晩アリョーシャみたいに大地に接吻をしてました。
それでも僕は物足りなくなって地面にこの穴を掘ったのです。
ちょうどすっぽりと僕の身体が入る大きさです。
僕は本当に大地と一体になりたい。
どうか僕が入ったら土をかけてくれませんか。
僕をしっかりと大地の中に埋めてくれませんか。
できればチューリップの球根とクリムゾンクローバーとヒマワリと
そしてキバナノコスモスの種をいっしょに埋めてください。
春になれば僕の身体に根を伸ばし血をたっぷりと吸った球根から
真っ赤なチューリップが
そしてチューリップが終わったあとには
真っ赤なクリムゾンクローバーが咲くことでしょう。
朽ちたクリムゾンクローバーと腐った僕の身体が肥やした大地は
ぐんと背の高いヒマワリを咲かせ
秋にはキバナノコスモスが
一面を鮮明な黄色で染めることでしょう。
そうして僕はいつまでも季節を永遠に繰り返します。
さあどうか土をかけてくれませんか。


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