先生がまだ学生の頃の話じゃ。医科大学だって普通に大学祭っていうのをやるんだけど、普通にまずいカレーやおでんを食わせて法外な料金を取ったり、普通にライブハウスと称してただ騒音を聞かせたり、普通に落ち目のお笑い芸人や歌手を呼んでライブをやらせたり、そういう普通のことをやっぱりします。ただ、やはり医学部としての個性は主張しなきゃならんと誰が言ったが知らないが、一部のまじめな学生たちは医学展と称して医学に関するイベントコーナーを催したりする。先生の時は、アレルギー、中でも花粉症をテーマとした展示を行い、訪れた人の鼻汁を採取して好酸球の数を測定するサービスなんかをやった。といっても、先生は別にまじめじゃなかったので、パンフレットの表紙を頼まれただけだった。当時は少女漫画に凝っていたので、花粉ときたら「ガラスの花粉」か「花粉とゆめ」しか考えられなかった。萩尾抗体とか倉持リンパなどといったところに早くも当サイトのノリの片鱗が見え隠れするが、時代が早すぎたというべきか、仲間たちの迷惑そうな冷たい反応を今でもはっきり覚えている。先生ってキモい、オタクだったのね、などといった批判を覚悟でここに公開します。20年前のことです。



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