前回の続きの話をさせていただきますと、いやあ、最強のロックンロール10選への道は厳しいですね。この辺で先生は息抜きを入れたくなりました。
実は先生はビートルズの曲を他人がカヴァーしたバージョンを聞くのが大好きです。そこで、この世にあまたあるビートルズ・カヴァー曲の中から、先生が選りすぐった10曲をお届けしましょう。大嫌いなロックンロールと違って、自分の大好きな分野なのですから、これならお茶の子さいさいです。
というのもウソです。実はこの10曲は今から1年近く前に選んだものです。ですから、今回のエントリーも構想約1年の大作ということになってしまいました。なんでそういうことになるのか、それは第4位の解説あたりで明らかにしたいと思います。
さあ、お待たせしました。先生が選んだ珠玉のビートルズ・カヴァー10選、それでは第10位の発表です! と、散々じらしておいてあれなんですが、繰り返して言いますけど先生はビートルズ・カヴァーが大好きなんです。10選から漏れて惜しいと思う曲はあまたあるわけです。そこで申し訳ないんですが、とても10曲に絞るのは厳しいので、惜しくもベストテンに入らなかった次点の第11位から発表しようと思います。いや、ちょっとそれもなー。だいたいこれって1年前に考えたランキングだからさー、自分で作ったくせにって言われるのは覚悟してるけど、今見るとちょっと違うんじゃねーかーとか思っちゃったりするわけよ。例えばだよ、スティービー・ワンダーのWe Can Work It Outが入ってねえとかさ、あれ?アースのGot to get you into my lifeは?とかさ、ジョー・コッカーのWith a Little Help From My Friendsとか、ジミヘンとか、ジェフ・ベックとか……。あ、このままだと第11位どころかベスト100になってしまうかもしれませんね。どうもすいません。
先生が選んだ珠玉のビートルズ・カヴァー10選
■第10位 The Carpenters - Ticket To Ride

第10位はS浦がこの世で最も許せない音楽だというカーペンターズですが、先生にとってはトム・ジョーンズやドーンとともに小学生の自分を洋楽の世界に導いてくれた神のような存在です。カーペンターズはHelpもカヴァーしていますが、荒削りな初期ビートルズのロック曲を洗練されたバラードとして蘇らせる手腕に、当時の小学生は「カーペンタースはビートルズよりも偉大だ」と完全に騙されたのでした。先生がTicket To Rideの方を選んだ理由は、このPVがとても良かったからです。雪積もる森の中で全くヤボなファッションに身をつつみ、歌を口ずさむ妹とウーリッツァーを弾く兄、そしてその他大勢、まさに60年代後半のソフト・ロックの雰囲気を引きずっているところがたまらないです。
■第9位 Frank Zappa - I am the walrus

I am the walrusは意外に多くのミュージシャンがカヴァーしています。しかし、ジム・キャリーのは本家のジョージ・マーティンがプロデュースしてるのでちょっと卑怯だし、オアシスもこの曲が大好きで昔からライブでやりますが、ちょっと完成度に欠けます。そこで先生は大御所ということでフランク・ザッパを選んでみました。ほとんど原曲のアレンジに忠実なところがちょっと意外です。
■第8位 Siouxsie & The Banshees - Dear Prudence

ジョン・レノンのわりとマイナーな曲をカヴァーした作品として、先生が以前にも評価した作品です。当時のジョンの曲に見られた幻想的な雰囲気がよく再現されていると感心します。先生が高校生の頃、パンク・ニューウェーブ・ムーブメントのとき輸入レコード屋で漁っていて見つけた、あの頃のスージー&ザ・バンシーズと比べると、ずいぶん成長したなあと思います。
■第7位 Ozzy Osbourne & Slash - In My Life

ニワトリやコウモリを生きたまま食いちぎっちゃうイメージの強いオジー・オズボーンですが、このパフォーマンスでは丁寧に朴訥と歌い上げる彼の歌唱法が際立っており、無垢な誠実ささえも感じさせます。
■第6位 Polyphonic spree - Sgt peppers Lonely hearts club band

このあたりのランキングはちょっと見栄っ張りで凝り過ぎという感がありますが、カルト的音楽集団ポリフォニック・スプリーが演奏するサージェント・ペパーズです。普段の白装束はサージェント・ペパーズっぽくカラフルに変化し、大集団らしく実に伸びやかに楽しそうに演奏しています。途中でタックスマンへのメドレーか?っと一瞬思わせといて、やっぱりサージェント・ペパーズでした。
■第5位 Kate Bush - She's Leaving Home

これはおそらくケイト・ブッシュがまだ10代、東京音楽世界歌謡祭で来日したときに日本のテレビに出演した映像ではないでしょうか。以前別ブログのコメントで「サウンド・イン・S」だと教えていただきました。当時の先生はケイト・ブッシュとマジで結婚したいと思っていましたし、これをリアルで見ていたときの衝撃を今でも忘れません。このときはThe Long And Winding Roadも歌っています。とても貴重な映像です。
■第4位 Stanley Jordan - Eleanor Rigby

スタンリー・ジョーダンは先生がロックからジャズ・プレイヤーに転向してちょうどスィングジャーナル誌とかを読み始めた頃に鮮烈なデビューを果たして話題騒然でした。いやー、今でもやっぱり凄いって思いますよね。ところで、このエントリー書くのにどうして1年近くかかったかっていう話でしたよね。いやーそこがYouTubeの恐ろしいところなんですよ。こうして映像を再生して聞きながらこうやって文章書いてますよね。わき目も振らず書き続ければいいんでしょうけど、やっぱりちょっとRelated Videoに目がいっちゃうんですよね。で、Stanley Jordan plays "Stairway to Heaven"なんて見えたらどうしたってクリックしちゃいますよね。そしたらあなた、もっと凄いんだもの。いやー、こんなに凄いんだからもっとグチャグチャにやればいいのにって思うんだけど、それが結構ジミー・ペイジへのリスペクト入ってたりして嬉しくなったりして…。あ、すいません、今回はビートルズのカヴァー特集でしたね。ってな感じで横道に行っちゃって、なかなか書けなかったというわけです。
■第3位 Bobby Mc Ferrin - Blackbird

ブラックバードは最もカヴァーの多い曲のひとつかもしれませんね。CS&Nのような大物のも有名だし。個人的にはジョージ・マーティンの国内版だけに入ってるボニーピンクのもなかなかいいっすよ。あと意外なところではSHOW-YAのハードロック風アレンジがかなりいいです。探すの大変だろうけど。で、結局ボビー・マクファーリンが一人クチパクの名人芸で演奏しているものを選びました。先生のボビーについての思い出は以前にもお話したことがあります(2005/02/16 Bobby McFerrinと遊ぶ)。
もうここまで来ると1位も2位も変わらんです。エラフィッツ・ジェラルドとかサラ・ボーンとか出してもいいわけですよ。ま、神が舞い降りる歌手、マーヴィン・ゲイのこの曲は外せないと思いました。イエスタディは個人的にはビル・チャンプリンがアキハバラ・エレクトリック・ サーカスと吹き込んだバージョンがなかなかオススメですよ。■第1位 George Benson - Here Comes The Sun

栄えある第1位はジョージ・ベンソン大先生とさせていただきました。ジョージ・ベンソン先生は大先生なのにビートルズのカヴァーが大好きで大好きで、なんせアビイ・ロードを丸ごとカヴァーしたアルバム「アビイ・ロード(原題はThe Other Side Of Abbey Road)」を出してますからね。もう、あなたに第1位あげるしかなかったんすよ!




Comments
イヤ、その前に、10曲も知ってるかな。
ヨウツベのせいで仕事がまったく進みません。
話は変わりますが、先生の母国を先日訪問した際、首都にSATORIという飲食店があって、事前に調べたわけでもないのになぜか自然にたどり着きました。そこでもyou tubeの映像が流れていました。
定番のU2のHelter Skelterぐらいしか思いつきませんでした。
特にここに反応
>当時の先生はケイト・ブッシュとマジで結婚したいと思っていましたし、これをリアルで見ていたときの衝撃を今でも忘れません。
イヤー,考えたことが一緒だったと分かって光栄ですね。
当時の私の下敷きにはケイトが入っておりまして,裏面はハーとのナンシー・ウィルソンにちょっと浮気してました。
ちなみに彼女の息子のパパは誰でしょう?
教授ならご存じかと。
私がビートルズカバーで好きなの筆頭はアル・ジャロウの「She's Leaving Home」
http://jp.youtube.com/watch?v=cSGzccYSIu8
音を聴くと泣けます。映像で見ると笑えてきます。
あと、竹中直人が歌う「Good Night」もいいです。さすがに動画はあがっていませんね。
スタンリージョーダンは小島よしおかと思いました。肩幅が時代を感じさせます。
一度面談しましょう。
ぜひ挑戦してみてください。
>まさゆきさん
スタンリー・ジョーダンを啓蒙できて幸せです。SATORIって……今度先生も行ってみますね。ジョー山中がやっているのでしょうか。
>complex_catさん
どっかの赤毛のギタリストでしたっけ?結婚したいと思った女の男の話なんか考えたくないです。きっと十代のころに既に手を出されてちゃってるに違いない思うと、先生はデイブ・ギルモアも許せません。
>clovisさん
アル・ジャロウは以前音楽ブログで拾ったことがありますが、今回はケイト・ブッシュの方をチョイスしたので選外にしてしまいました。もちろん素晴らしい演奏だと思います。アル・ジャロウはRTFの名曲スペインのカヴァーも素晴らしいですよね。竹中直人は初耳でした。今度探してみます。情報ありがとうございます。
>謎の器械屋さん
あ、どうも。実は今ちょっと意外な仕事してます。ま、メールでもください。