先生はここのところ、このPVにはまって繰り返し見て聞いています。
音楽好きとして知られる先生にとって日本のヒップポップ界は弱点のひとつです。このファンキーモンキーベイビーズについては、たしかそのまんま東に関係ある曲を歌ってたかなという記憶があるぐらいです。かなりベタな歌詞とベタなメロディですが、この辺がヒップホップ通から見るとどうなんでしょう、とか思いますが、実は今回はこの余りにもというべき「ベタさ」に先生はやられたようです。
曲を聞いただけであったならば先生は日本の若者のヒップポップを自分のブログに貼るなどという愚行は犯さなかったはずです。問題はこのPV自体にあります。なにせ主演は「2時間ドラマの帝王」船越英一郎、実は先生とはたったひとつ違いの同世代です。その船越英一郎が高校の同窓会に出かけ、その思いは30年前の淡い恋心にタイムスリップします。ここでどうして先生が船越英一郎に感情移入せずにいられるでしょう。タイムカプセルの中から高校時代のノートが出てきて、物語はさらに切なく甘酸っぱい結末を迎えます。
過去の幸せや悲しみといった人間の感情は純粋な記憶として脳に記録されることはありません。私たちは過去を思い起こすのではなく記憶の断片を再構築することによって当時の感情を疑似体験しているに過ぎないのです。それは頭では分かっていても、高校生の頃のと変わらない胸のあたりの変な感じが、こんなおじさんにも見事に再現されてしまいました。
『大好きだ』 『大好きなんだ』 それ以上の言葉を
もっと上手に届けたいけど どうしようもない
溢れ出す思いを伝えると やっぱ『大好き』しか出てこない
ただそれだけで でもそれが全て君に伝えたいことがある 胸に抱えたこの思いを
うまくコトバにできないけど どうか聞いてほしい
これは恋の歌だと思うけど、別に恋じゃなくても、伝えたい何かがどうやったら伝わるのだろう、そもそも伝えたい何かって何なのだろう、とか苦しみもがくのは、結構大人になってもそのまんまだったりして、中年のおじさんになっても同んなじなんだよ、というのがまあ今日の結論かな。















Comments
「伝わる」ものは、受けとる私達の中のエネルギーに反応すると
昔、何かで読みました。
相互依存システムですね。
伝えようとしてくれたものを
ちゃんとキャッチできる心のボタンみたいなものが
たくさんあるといいのかな。
伝える時も、相手のボタンがもっとよく見えるといいのにって時々思います。
あれ?これって、マジレスですか?ふふ。
こりゃベタだけどキますねえ。
おっさんホイホイってやつですな。
しかし「同窓会で10年ぶりくらいに会ったために、不倫地獄」という生々しい大人の話しが連想されたため、私はこのPV、先生みたいに何度も見ませんでしたが。
黒い大人でごめんって思いました。