スミルノフ教授公式ウェッブログ

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頭ミルノフ教授2

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頭ミルノフ教授1

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石川くん

関連→極道マンガ(地理編):石川くん誕生

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■ Is 27 really a dangerous age for famous musicians? Retrospective cohort study | BMJ

昨年末にいろいろなところで話題になったBMJのクリスマス論文です。だけど、きちんと解説したものが無かったので、取り上げておくことにしました(以前なら医学都市伝説を見れば済んだんですが)。だからといって、ちゃんと解説する気もないです。どこまでが直訳で、どこまでが意訳で、どこまでが先生の勝手な解釈で、そしてどこまでが先生のセリフなのか、先生自身にしか分からない私的な内容となります。

背景:以前より「27歳で死ぬ有名ミュージシャンが多い」という伝説があり、それに該当するミュージシャンをひっくるめて27クラブ(27 Club)と呼んでいた。もともとは、ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスン、カート・コバーンの5人を指しており、これにロックンロールの祖であるロバート・ジョンソンを加えるのが一般的である(参考:27クラブ - Wikipedia)。昨年、エイミー・ワインハウスがやはり27歳で他界したことにより、再びこの27クラブ説が脚光を浴びた。おそらくこの論文もそれに乗じた読者サービスと考えられる。

題名にもあるとおり、この論文はその「27クラブ」説が本当かどうかを検証した、後ろ向きのコホート研究である(つまり著者らはずっとネットにつながったパソコンとにらめっこしっぱなしだったってわけである、ぷぷ)。

方法:対象はUKチャート始まりの年である1957年から2007年までにアルバムチャートでナンバーワンを獲得したことのあるミュージシャン(バンドメンバーを含む)とした(んー、先生はここでまずそれはまずいんでない?っと突っ込みたくなる)。
ナンバーワンアルバムは、みんなも大好きなウィキペディアで調べたよ。具体的にはフランク・シナトラ・シングス・フォー・スウィンギン・ラヴァーズからレオナ・ルイスのスピリットまでだ。
そして、これらのミュージシャンの年齢ごとの死亡リスクを検証し、一般国民のそれと比べた。
なお、誕生日のわからない114名と、不幸にして死後にアルバムがナンバーワンになった5名のミュージシャンは除外した。

結果:最終的なサンプルは1046名のミュージシャンで、そのうち71人(7%)が死亡していた。ちなみに最高齢は74年に61歳でナンバーワンを獲得して01年に88歳で亡くなったペリー・コモだよ。
さて、大事な結果からまずお知らせしよう。このうち27歳で亡くなったのは、たったの3名であった(具体的には69年のブライアン・ジョーンズ、94年のカート・コバーン、そして11年のエイミー・ワインハウスである)。
これを100ミュージシャン・年あたりの死亡率で表すと0.57であり、25歳(0.56)や32歳(0.54)と比べて特に高いわけではない、すなわち27歳にピークがあるとはいえなかった

the 27 club

平滑化死亡率曲線では27歳ではなく32歳にピークがあった。いずれにしても有名ミュージシャンにおける20代30代での死亡率は一般国民のそれと比べて2倍から3倍も高いということが分かった。

考察:結局、27クラブというのは偶然とチェリー・ピッキング(都合の良いことだけを拾い上げること)の産物に過ぎなかった。また、20代から40代での死亡は70年代から80年代前半にかたまっており、80年代後半にはみられない。おそらくこれにはヘロイン中毒対策や音楽性の変遷(ハードからポップへ)が寄与しているだろう。

リミテーション:この研究ではもっとも有名な7名の27クラブメンバー(27 Club - Wikipedia, the free encyclopedia)のうち、3名しか対象にならなかった。ロバート・ジョンソンは古過ぎたし、ジミヘン、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスンはアルバムでナンバーワンを獲得していない(だから先生はこれでいいのかって思ったんだよ)。まあだけど、名声とは何かをしっかりと定義しないと研究にはならないから、今回はまあ仕方がなかった。名声が何によって定義されたり修飾されたりするかは様々だし、国によっても違うだろうから、例えばシングルチャートのナンバーワンでやるとか、USチャートでやるとか、他の方法も試さなきゃならんだろうな(誰か暇な人がいたらやってや)。
今回、114名の誕生日が分からなかったけど、誕生日が分からないのは、たいていは一発屋だったりバンドの主要メンバーでなかったりするからだ。もしも彼らが事故死とかの悲劇的な死を遂げていれば(特にそれが27歳のときだったりしたら)ちゃーんとウィキペディアに載っていたことだろう。もし彼らが生きのびやすいのだとしたら、我々の計算した死亡率は高すぎるのかもしれない(え?有名ミュージシャンとはいえないのだから除外したままでいいのでは?)。

結論:有名ミュージシャンは、27歳で死にやすい、というわけではないが、20-30代で死亡するリスクは一般よりも高いといえる。音楽家は多くの人の生活の質の向上に寄与しているので、彼らが長生きすることには価値がある(後半はとってつけたような文章だな)。

今まで知られていたこと→有名ミュージシャンが27歳で死ぬという27クラブ伝説はリアルな現象だと信じている人がいた(心から信じてた奴なんているのか?)。
新たに分かったこと→有名ミュージシャンは27歳で死にやすいというよりも、20-30代で死亡するリスクが高いということが分かりました。やっぱ統計学的に分析しなきゃだめっすね。

予告通り、どこまでが訳でどこまでが自分なのか分からない文章になりましたが、そもそもこの論文自体がどこまで本気なのか、それともどこかで笑いを取りにいってるのか、先生には今ひとつ捕まえきれませんでしたね。サービス論文とはいえ、BMJの論文なのにデータ元にウィキペディアを使用しているので、ウィキペディアの正確性について言及しているところがちょっと面白かったです。

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時間の流れ

時間の流れ2

なんか以前言ったことと矛盾してるけどまあいいや。じゃ、また来年。

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■ Supertramp - Breakfast In America
Breakfast In America

コロンバスにみんなで泊まったとき、ひとりでアメリカ人らしい朝食をとりたくなった。 僕は自分がアメリカ人ぶっているところをスティーブやペンタラスに見られたくなかったので、別のもっと高級そうなホテルのよさげなカフェを探して、そこでひとりでアメリカ人らしい朝食をとることにした――アメリカ人らしい朝食では、ジュースは何にするかとか玉子をどう焼くかとかどんなパンにするかとか、そういうことをいろいろ訊かれるのだ。
――もちろん英語でだ。
――こちらもそれに流暢な英語で即座に応答する。
――実にアメリカ人らしく。

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伸びる腕

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